フランスの方から、このサイトを見て金継ぎについてお問い合わせをいただくことが増えてきました。ありがたいことに現在、「kintsugi paris」「kintsugi france」ともにGoogle検索で1位となっています。
私は30年近くデザインの仕事に携わり、そのうち15年間をフランスで暮らしてきました。日本とフランスをつなぐデザインやブランディングは、私が長年取り組んできた得意分野でもあります。
そんな私のサイトを見つけてくださったフランスの方々が、口を揃えるようにおっしゃることがあります。
「簡易的なKintsugiではなく、日本の伝統的な金継ぎをきちんと学びたい。」
ということです。
私は日本で、さまざまな漆作家や職人の方を訪ね、漆や金継ぎ、蒔絵について学んできました。
お問い合わせくださった方々は、そうした私の背景や繋がり興味を持ってくださったようです。
Fleurir Kintsugiのレッスンは、ただ金継ぎのやり方を学ぶだけではなく、実際に私が日本で漆職人や漆アーティストの元に通い、学んだ、本物の声や知識を知ることができるのが最大の特徴です。
また、上級コースでは、実際に日本で活躍している漆アーティストや職人から直接、蒔絵や立体造形、漆を使ったその他の技法などより専門的なことを学び質問をすることができます。
レッスンお申し込みの生徒さんの中には、すでに別の分野でアーティストとして活動されていて、ご自身の作品に日本の伝統的な金継ぎの技法を取り入れたいという方もいらっしゃいました。
漆の世界は、本当に奥深いもので、私自身まだ学び続けながら、日本で実際に見て、聞いて、教えていただいたことを、できる限り正しい知識としてフランスをはじめ海外の方々に伝えたい。
そんな思いもあり、FleurirKintsugiを立ち上げました。


フランスで気づいた、日本美術の存在
私はフランスで15年間暮らし、その間、多くの美術館を訪れ、芸術家たちの生家やアトリエにも足を運びました。
そこで何度も目にしたのが、日本の美術や工芸品でした。遠く離れたフランスで、日本の作品が大切に飾られている。まるで懐かしい人に出会ったような感覚。
そうした日本の美術品が有名な芸術家のインスピレーションの元にもなっているのをその場で知った時、足を運ぶ度に海外で暮らしていた私にとって、自分の国を誇らしく思う瞬間でもありました。
そしてデザイナーとして、日本の良いものをフランスへ伝える仕事に携わるなかで、もう一つ感じてきたことがあります。
フランスの方々が日本に求める美しさ―余白、静けさ、繊細さ、素材感、そして絶妙な間合い。
それらは、日本の伝統美術や工芸が長い時間をかけて培ってきた美意識と、とても近いのではないかということです。
だから私はデザイナーとして「本物の日本」を届けるとき、日本の伝統芸術に見られるような、絶妙な間合いとバランスを自分のデザインの中でも大切にしてきました。
私にフランスでデザインを依頼される方は、どの方も「本物の日本」で勝負したいと思っている方たちばかり。
振り返ってみると、これが私が日本の伝統工芸に強く惹かれるようになった理由なのかもしれません。
海外でデザイナーとして仕事をしてきた経験があったからこそ、日本の伝統工芸の素晴らしさを改めて知り、その美意識や技術を自分自身も学び、表現したいと思うようになりました。
そして今、私がさらに深く学び、フランスへ伝えていきたいと思っているものの一つが、正しい金継ぎの知識と蒔絵(Maki-e)です。
今後、日本の本当に素晴らしい伝統芸術をお伝えすることができればこんな嬉しいことはありません。






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